日エクアドル外交関係樹立100周年記念
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アンデス地方に古代より伝わる縦笛。その音色は哀愁を帯び、透明感がある。南米の葦や竹、骨などから作られるほか、近年は木製のものも多く見られる。また、大きなサイズのものは“ケナチョ”と呼ばれ、より低い深みのある音色を持つ。ケーナはソから始まるG(ト長調)のスケール、ケナチョはレから始まるDのスケールで作られたものが一般的。

長さの異なる葦のパイプを並べて結び付けたパンフルートの一種。スペイン語でサンポーニャ、先住民の言葉ではシークとも呼ばれ、チチカカ湖周辺を中心に、アンデス地方一帯で使われている。音階が2列に分かれ、元々は二人一組で吹く合奏用の楽器であったが、近代フォルクローレ音楽の発達に伴い一人で吹くスタイルが一般的となった。 音色はまさに通り過ぎる風の音そのものである。

アメリカ大陸にヨーロッパから弦楽器が持ち込まれた後、 先住民達がそれを模倣して独自の小型弦楽器を作った。この楽器チャランゴは、2本ずつの複弦が5コースの10弦を持ち、一般的にミ・ラ・ミ・ド・ソの音階で調弦される。このうち、3コース目のミはオクターブ、他は全てユニゾンとなる。また、地方により様々な調弦方法が存在する。 かつてはボディがアルマジロの甲羅で作られていたが、動物保護のために、現在では木製のものがほとんど。

くりぬいた丸太やベニヤを貼り合わせた胴に、なめしていない牛や山羊の皮を張った大型の太鼓。 この楽器が作り出す力強いリズムが、聴く人の心を鼓舞する。

ロンダドールはインカ帝国以前から存在するエクアドル起源の管楽器であり、この楽器最大の特徴はその調律である。1列に並べられたパイプは2〜3音の低音で始まり、その後はそれぞれ3度下ハモリの音をともなうペンタトニック・スケールとなっている。材質は葦や竹、コンドルの骨など。

バンドリンは、スペインや南米諸国のバンドゥーリアの流れを汲むエクアドル起源の弦楽器で、主にサンファニートのリズムに用いられる。3本ずつの複弦5コースの全15弦を持ち、それぞれ3本とも同じ音でシ・ソ・レ・ラ・ミと調弦される。

カホンはアフリカから連れて来られた黒人奴隷によって、ペルーで作られた打楽器である。後にパコ・デ・ルシアによってスペインに持ち込まれ、フラメンコ用の楽器として使われるようになり、そして今日では世界中の様々なスタイルの音楽に使用されるようになった。幅35cm・奥行き20cm・高さ46cmの箱型で、背面にサウンドホールがある。上方を叩くと鋭い音、中心を叩くと低い音がする。

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